倭のタントラワークショップ in ニューヨーク



先日6月26日から28日の3日間にかけてニューヨークで行われた
シンゾウさんとアサミさんの主催する倭のタントラワークショップに参加した。

今回のワークショップは初日がレベル1残りの2日間がレベル2という振り分けで
30人近くもの方々が参加した。
そのうち男性は自分とゲイの方2人そしてアメリカ人1人を含めて4人参加した。

ワークショップのテキスト本の序文に記されてあることを少しかりると、
「タントラはチベットやインドの密教として口伝された瞑想や呼吸法等を用いた
セクシャリティに深く関わるヨガの技術です」
というもの。

セックスを単なる種族存続の本能的欲求や快楽欲求という目的でなく
エネルギーワークとして取り入れる事で、パートナーとの親密さはもちろん
人間関係の親密さ、クリエイティビティ、創造する力、ハートを開くこと
等を学ぶ。

そして今回の倭のタントラでは、日本人の心
調和ーバランスが大切にされているように感じた。
それはシンゾウ氏の伝える五行からなる陰と陽の調和をとることが多く伝えられた
ところにある。

陰と陽は二元性の象徴でもあり、あらゆるものはこの陰と陽の性質を持つ。
男性性と女性性もまた然り、男性が女性性に歩み寄る事、また女性が男性性に
歩み寄る事、お互いの性質にバランスを取っていく事がパートナーとの関係にしても
この世の調和を取る事にも大切になって来る。

20世紀までのこの世は圧倒的に男性性の力に傾いていた。
それはより物質的で破壊的な性質が極端に現れた事で、
争いや戦争などの絶え間ない世界が支配していた。

現在でもその傾向はまだ強い世界もあるのだけれど、こうして多くの人が
タントラや女性性を解放するセクシャリティに関するワーク等、
様々なところで行われているのも事実。

女性性の感性、感情、柔軟性、受容性、親密さ等を養う事がこれから
もっともっと大切にされて来ると思う。
その感性が男性性の現実的視点、物事を動かす力と融合されれば
もっと豊かな現実をクリエイトできるだろう。

男性社会における女性の抑圧はきっととてつもなく大きい。
多くの女性が社会に進出して来ている事自体は素晴らしいのだけれど、
それが多くの場合、男性社会の中で行われる事で、無理に男性と対等に
働かねばならなかったり、それで女性としての肉体の機能を低下させる事になったり、
男性を頼れない、信じれないという女性も少なくない。

今回のワークショップに参加して感じたのは、こういったワークに
もっと男性が参加して欲しい,と言う事。
パートナーで来るのも素晴らしいしもちろん一人できてもいいと思う。

女性はこうしたワークやヒーリングを取り入れて徐々に解放されて来ているけど
きっとまだ男性は女性が感じるほどこうしたワークの重要性を感じてないのだと思う。
だとすればやはりできるだけ多くの女性が男性社会の抑圧から解放される事が
結果的に男性の意識を変える力になるのだろうか。。。

シンゾウさんはハートオープンな方で話しだすと次から次に言いたい事が
溢れて来る感じで,自分の体験談を交えてセックスの事や陰陽の教えを説く。
ユーモア溢れる話にみんなも和やかに話を聞く。

アサミさんは今回のワークショップのまとめ役的存在。
シンゾウさんを見守りながら、物事の焦点にアンカーリングする存在は
みんなを安心させてくれる。





ワークショップでは様々なエクササイズを教わった。
下の写真はパートナーに対して行うタントラのマッサージ。
足のつぼや筋肉、経絡の流れにそってパートナーの体を動かし、
マッサージする。

シンゾウさんが常に伝えるのは、こういったマッサージをするときはただ体を
マッサージするのではなく相手のエネルギーを感じながらパートナーとダンスするように、
流れに委ねてやる事なのだという。
これは早速典子に試したところ、ずいぶん心地良さそうだった。


タントラで行うセックスは男性の場合射精を目的とはせず、
むしろ射精を行わない事で性エネルギーを自分の体内に取り入れるというもの。

男性の場合一度射精してしまうと性エネルギーが外に放出されるので、
単なるエネルギーの消耗になってしまう。
自分のパートナーと繋がり、お互いの性エネルギーを交換しながら
自分の内にそのエネルギーを増幅させる事がどれだけパワフルな事だろう。

それを行うための呼吸法も紹介してくれた。
会陰部に力を入れて全身にエネルギーを循環させる事を意識する。

これも早速典子と試してみた。
実際そのエネルギーの流れや、性エネルギーを自分の中に取り入れる事を
意識すると、射精する必要性を感じずに、必要な時に終わる事ができ、
肉体の消耗が無く、パートナーに対してハートが開く感じだったり、
あたたかい気持ちになった。
何よりもパートナーに対する愛情がさらに増して来た。


この写真は木のエネルギーを高めるワーク、、、だったかな。
木はチャレンジ、やる気、自信、前向き、集中、ゴールなどの性質。
紙に自分の目標を書いて、空手のように紙の真ん中に向けてチョップする。

天然チャレンジャーたまちゃんの次のチャレンジは何ぞや?


こちらはパートナーがいないときでも一人でやれる自己マッサージ。



それからパートナーを組んでお互いいろんな形で抱き合うワークも素晴らしかった。
そこにいた全ての人が相手を慈しむ感覚、それだけで安心な感覚。
このワークだけで感情解放する人もいた。
どれだけ自分が愛されたかったか、守られたかったか、安心したかったか、、
それに気づかせてくれる素敵なワークだった。

最後にまたタントラの円になりお互いの目を見つめあうワーク。
順々に一人ずつ目を見つめあい相手の魂、ハート、インナーチャイルド
ピュアな心に繋がる。

3日間でここにいるみんなのヴァイブに親しんだ事もあって、
みんなの目を見つめているうちにおれも目も潤んで来て
しんちゃんと見つめあった時には号泣してしまった。

ワークショップはとてもいい経験だった。
何よりもここに居た多くの人達にヒーリングが起こった事はまちがえなく、
例に漏れず自分の内面にも変化を感じられた。

それはお互いを認めあう、許しあう心だったり、
体にふれあって親密さを深める事だったり、それらを含めて自分のハートが
開いているのを感じられたことだった。

そしてかおるちゃんが言っていたようにこの親密さの中でみんながひとつになれた
一体感がこのスペースに広がる感覚。
木にたとえると枝から分離した葉っぱが自分の本質である大きな木であることに
気づく感覚。

そんな豊かさをたくさん受け取る事ができたとても充実したワークショップだった。

それに加えて自分自身のサウンドヒーリングをもっとやっていきたいという
モチベーションも上がって来た。
いままではずっと一対一のセッションが中心だったのだけれど、
これからもっとこうしたグループワークを自分もやっていきたいと
そんな自分の中の火のエネルギーがメラメラとわき上がって来るのが感じられる。


全ての行程が終了した後でシンゾウさんとのツーショット。
彼は長年日本人との交流をしてなくてずっとアメリカ人コミュニティーの中で
生活していたのだとか。
アサミさんとの出会いがきっかけで日本でもワークショップを行っている。
きっと彼にとっても大きな変容だったんだろうね。





そしてアサミさんのとツーショット。
ますますキュートで優しいヴァイブを感じる彼女。
シンゾウさんとのリレーションシップやマウイ島、いろんな事が
きっと彼女を導いて来たんだね。




ありがとう、シンゾウさん、アサミさん。
とっても素晴らしいワークショップを開いてくれて。
タントラのワーク、陰と陽、自分ももっと学んでいきます。

これからも素晴らしい場をシェアしてください。


最後になりましたが、二人の倭のタントラ のホームページをリンクします。
http://www.tantra-japan.com

シンゾウさんアサミさん、そして今回ワークに参加した人達に
LOVE&ハグ!!




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